話しの置き場

話したことの覚え書き

新年の願い

新年明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。

 

現在は本堂の工事をしておりますので、元旦に集まることはせず、住職と共に御祈祷のお勤めとなります。1年の始まりということで、これから始まる1年も良い時間を過ごせるようにと、願いを込めるものが元旦の御祈祷です。

 

よく困ったときの神頼みということをいいますが、願いやお祈りはただの他力本願ではありません。自分自身を行動させる為のものです。願いを込めているとき、自然と望む未来を想像するものです。そして人は皆、自分の思い描く姿へと近づいていくものです。お参りであれば祈るといい、子供の頃であれば夢といい、仕事であれば目標といいます。夢を抱けばこそ、そこに向かって歩みを進められますし、はっきりとした目標が定まっていればこそ、明確な計画を立てることができます。心の底から祈る時に思い浮かぶ姿は人生の夢であり目標です。願えば叶うということではありませんが、望まずして望む未来が実現することはないでしょう。だからこそ、目指すべき未来を心に抱くことが大切であるのです。進むべき道が見えればこそ、今を力強く歩んでいくことができるものです。

 

願うことは皆それぞれで構いません。それぞれに願いを込めて新しい年をお迎えしましょう。