話しの置き場

話したことの覚え書き

2023-01-01から1年間の記事一覧

信じる力を受け継ぐ

私は一応何事も真面目に取り組むようにしているつもりです。真面目にな方がいいなどということは誰しもわかっていることでしょう。ですが、自分の行動に自信が持てなければ貫き通すことばできません。時には馬鹿らしくなって、真面目にやるなどやめてしまお…

優しく穏やかな自分を育てる

誰に対しても優しくあり、自分自身もいつでも穏やかな心持ちでいたいと思うものです。 ときどきこの人は怒ることがあるのだろうかと思うような人がいます。しかし、誰しもイライラしたり、怒りが湧いてくることはあるものです。穏やかな優しさを持つ人は、そ…

あなたが残せる宝

日本の武道や伝統的な工芸品等の文化は知識や技を教えることだけが、伝え残すことではない。その技法や作法はただの技術や形ではなく、その裏には意味がある。何の為の、誰の為のという物を思い、人を思う心を学び、生き方の役に立てていくことが、その伝統…

怒りを収める術

怒りは相手の行動や、言葉に対しておこる。 何に対して怒りが湧いてきているか考えてみると、往々にして、目に見える表面的な部分に対してである。 しかし、目に見えることというのは、一面的なことであり、その本質はおろか、極々小さな要素である。 その小…

子の為に残すもの

みんな物を残そうとするんですよ。 形ある者とか、物理的に、あるいは金銭的に迷惑にならないようにとか、目に見える形で子に物を残そうとするんですよ。 でも、それは一時的なもので、残すと言いつつ、残っていきません。 子に残してやって、その子の一生役…

祈る意味

お寺や神社で願いごとをしたり、祈ることがあります。 願っている時、頭の中ではこれから先の未来の情景が思い浮かんでいるものです。例えば健康を願うなら10年20年先の自分が元気に歩く姿や子供が立派に成長した姿を想像するでしょうし、学業の願いなら、試…

願いが自分を変えてゆく

願いはこうなったらいいな、あんな風になりたいなという事をただ誰かにお願いしてしてもらう他力本願の行いではありません。自分が願う、自分の行いです。 願っている時、自分がなりたい、こうしたいと思うことを、はっきりと思い描いているはずです。 人は…

大切な人を亡くし哀しむ人へのお話し

世の中に永遠に変わらないことはありません。常は無く無常です。人もまたいつかは皆、命尽きてしまいます。 そんなことは分かっていますが、それでも、悲しいものです。涙もでます。人がひとり亡くなるということは、それだけ心に大きな衝撃を受けるものです…

豊かな心は私を育てる

昨年子供が生まれました。今は子育てに励んでいます。 親に似てか食べるのが好なようでご飯はよく食べます。おかげで会う人によく食べそうな子だねと言われます。 生まれたばかりの赤ちゃんは皆可愛いもので、誰でも大抵かわいいねと言われますね。 人間、生…

今もこれからも人生で今が一番美しい

昨年、子供が生まれ、子育てに励んでいます。 赤ちゃんは皆、可愛いねと言ってもらえます。生まれながら容姿に違いはあれども、産まれた時は皆可愛いものです。赤ちゃんを見て醜いと思うことはないと思います。それは純粋な赤ちゃんの、その純粋であることを…

火葬に臨むお話し

故人が火葬に伏される時には、手を合わせて、合掌でお見送します。 故人の姿が見られる最後の時です。いろいろな想いが巡っているかと思います。亡くなられた方を惜しむ気持ちや、悲しむ気持ち、それは私たちが幸せに過ごさせて頂いた証です。だからこそ、感…

初盆に臨むお話し

初盆子供の頃、毎年の様に茄子の牛と胡瓜の馬の話しを迎え火を焚きながら聞かされました。その言い伝えの通り、私たちのご先祖様が帰ってくるのがお盆の期間です。棚経に回ってお経を挙げて、このお位牌のご先祖様に供養します。それと同時に、それより前の…

通夜に臨むお話し

亡くなられた日の枕経から始まり、このお通夜、明日の葬儀と幾つものお経が続きます。昔は棺に納める時、棺を運び出す時、葬列を組んで運ぶ最中、そしてお寺での式、それから火葬、収骨と、1日をかけてひとつづつお経を読み供養しながら故人を送っていまし…

供養の話し 初七日

法事は供養をする場です。 お葬式が終わってからの供養は全て追善供養となります。追善とは良い行いの功徳を故人に巡らし向ける事。そうやって供養することを追善供養と言います。 仏教では三通りの供養の仕方があります。一つがお菓子やお水を供えたり、お…