お寺や神社で願いごとをしたり、祈ることがあります。
願っている時、頭の中ではこれから先の未来の情景が思い浮かんでいるものです。例えば健康を願うなら10年20年先の自分が元気に歩く姿や子供が立派に成長した姿を想像するでしょうし、学業の願いなら、試験に合格し両手をあげて喜ぶ姿を想像するでしょう。
願うということは、自分の望む未来を想像することです。
願うことやご祈祷を昔は常々行われてきました。
なぜ未来を望むことが必要であるのか。
人は皆、自分が思い描く姿へと近づいていくからです。
おしゃれになりたいと思えばこそ、無意識の内に自然と服装は変わっていきます。自分は地味だと思っていれば、もしいい服に出会っても、自分には似合わないと離れていってしまいます。
逆に毎日だらしない格好で過ごしていると、無意識に自分はそういう人間だと思うようになりさらにだらしない人間になっていきます。
だから、願うことによって、目指すべき未来をはっきり見つめることが大切なことなのです。
進むべき道がはっきり見えればこそ、力強く歩んで行くことができるものです。