話しの置き場

話したことの覚え書き

火葬に臨むお話し

故人が火葬に伏される時には、手を合わせて、合掌でお見送します。

 

故人の姿が見られる最後の時です。いろいろな想いが巡っているかと思います。亡くなられた方を惜しむ気持ちや、悲しむ気持ち、それは私たちが幸せに過ごさせて頂いた証です。だからこそ、感謝を込めて安らであることを心からお祈りします。

 

そして、幸せはお互い様。故人も最後まで幸せであったということです。

さらには、そう言った気持ちで送られることは、命尽きて尚、亡くなられた方にとって幸せな事です。

 

されど、残された私たちの気持ちはすぐに落ち着くものでもありません。だからこそ、何度も手を合わせて、故人の安かである事を祈るのです。